『アンベイル ザ ワールド』は面白い?感想・評価レビュー|出水ぽすか×集英社ゲームズが贈る“読むRPG”の魅力と注意点

『アンベイル ザ ワールド』のキービジュアル。赤い背景の中、主人公のラジとユタが躍動する幻想的なアート game
ミク
ミク

アナリ!出水ぽすか先生の絵が動くRPGが出たって聞いたんだけど!?それってつまり…漫画が動くってこと!?

アナリ
アナリ

そうなんです!『アンベイル ザ ワールド』は、漫画のように読み進めながら冒険できる“読むRPG”。まさに新感覚のストーリーモードなんですよ。

ミク
ミク

RPGなのに“読む”って新しいね!物語の没入感がすごそう~!

アナリ
アナリ

それでは、ゲームの概要と世界観から、じっくり“めくる”ようにレビューしていきましょうか。

アンベイル ザ ワールドってどんなゲーム?

『アンベイル ザ ワールド(unVEIL the world)』は、集英社ゲームズとNetEase Gamesが共同で手掛ける“読むRPG”。
『約束のネバーランド』の作画で知られる出水ぽすか氏がキャラクターデザインを担当し、まるで漫画を読んでいるかのような演出が楽しめるのが特徴です。

ストーリーは、砂漠に覆われた大地と、雲を貫く巨大な「塔」が舞台。
主人公の少年ラジと少女ユタが“世界の真実”を求めて旅立つ冒険譚が描かれます。
各シーンにはアニメーションやカメラワークが組み込まれ、「漫画×アニメ×ゲーム」の融合体験が味わえます。

バトルはカード形式のターン制。
プレイヤーは手札からスキルカードを選んで使用し、タイミングや組み合わせで戦況をコントロールします。
同レベルのカードを合成して強化するシステムもあり、戦略性が高いながらもテンポよく進められる設計です。

また、探索パートでは「巨塔」を自由に歩き回り、宝箱の収集や撮影スポット探しなどのやり込み要素も存在。
淡い光の表現や緻密な背景描写など、出水ぽすか氏らしい幻想的な世界観が存分に堪能できます。

一言で表すなら、“物語をめくるように進むアドベンチャーRPG”
従来のスマホRPGとは一線を画すアート性と没入感が光る作品です。

アンベイル ザ ワールド

アンベイル ザ ワールド

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アンベイル ザ ワールドの良い点・メリット

『アンベイル ザ ワールド』を実際にプレイして感じた良い点・魅力を以下の表にまとめました。

項目 内容
ストーリー演出の完成度 漫画のコマ割りにアニメーションがついた独特の演出で、まるでアニメと漫画の融合。セリフ運びもテンポが良く、物語に引き込まれる。
世界観・ビジュアルの美しさ 出水ぽすか氏の柔らかなタッチが活かされた幻想的なアート。砂漠や塔などの背景表現が圧倒的で、没入感が非常に高い。
キャラクターデザイン 少年ラジと少女ユタを中心としたデザインが魅力的。感情表現が豊かで、プレイヤーとの距離感が近く感じられる。
テンポの良いバトルシステム カードバトルながらテンポが軽快で、スキル演出も見応えあり。カードの合成システムもわかりやすく、初心者でも楽しめる。
探索パートのやり込み要素 巨塔の内部を自由に歩ける3D探索モードが秀逸。宝箱回収や撮影ポイントなど、収集系が好きな人にはたまらない要素。
UIと操作感の快適さ 画面レイアウトがシンプルで操作しやすく、ストレスを感じにくい。チュートリアルも丁寧で導入がスムーズ。

特に注目すべきは、「読む楽しさ」×「動かす面白さ」が絶妙に融合している点。
単なるRPGではなく、“インタラクティブな漫画体験”という新しい価値を感じられる作品です。

ミク
ミク

うわ〜!ほんとに漫画が動いてるみたいだった!ストーリー読んでるだけで時間が溶ける〜!

アナリ
アナリ

その一方で、テンポや戦闘バランスには少し課題もありますね。次はそのあたりを見ていきましょう。

アンベイル ザ ワールドの悪い点・デメリット

非常に完成度の高い作品ではありますが、実際にプレイして感じた気になる点・惜しい部分もいくつかありました。
以下の表で整理してみましょう。

項目 内容
オートバトルのテンポが遅い オート機能は搭載されているものの、テンポがややゆっくりで長期プレイ時に少しストレスを感じる。倍速機能の強化が望まれる。
カード効果の理解がやや難しい スキルカードの効果説明が小さく、初見では把握しづらい。慣れるまでは戦略を立てにくい印象。
一部のロードが長い 演出やアニメシーンが多い分、端末によっては読み込みが長く感じる場面も。物語重視設計ゆえのトレードオフ。
戦闘難易度のムラ 序盤は比較的簡単だが、中盤以降の敵が急に強くなることがある。育成バランスの調整が求められる。
端末負荷の高さ 美麗なグラフィックとアニメーションの影響で、古いスマホではやや発熱や処理落ちが発生しやすい。

特にオートバトル周りのテンポ感は賛否が分かれそうなポイント。
「じっくり世界観を楽しみたい派」には問題ありませんが、サクサク進めたい人には少しもどかしく感じる場面もあるでしょう。

ミク
ミク

バトル中に「早送りボタン」がもう一段階欲しいかも〜!テンポよく回したいときがあるんだよね。

アナリ
アナリ

確かに。では次は、他の類似タイトルと比較しながら『アンベイル ザ ワールド』の個性を見ていきましょう。

類似ゲームとの比較|読むRPGとしての独自性

『アンベイル ザ ワールド』は物語重視のスマホRPGという点で、『ヘブンバーンズレッド』『アナザーエデン』などの人気タイトルと比較されがちです。
しかし実際にプレイしてみると、物語の“見せ方”や“テンポ感”に明確な違いが見えてきます。

作品名 特徴 比較ポイント
アンベイル ザ ワールド 漫画とアニメの中間のような演出で物語を読むRPG。
出水ぽすか氏のイラストを軸にした没入型ストーリーテリング。
読むRPGとしての独自性が高く、アートと演出が圧倒的。テンポはややゆるやか。
ヘブンバーンズレッド 麻枝准氏によるシナリオ重視の青春群像劇。
ボイス演出とテンポの良い戦闘が魅力。
ドラマ性ではヘブバンに軍配。だが演出の芸術性ではアンベイルが優位。
アナザーエデン 時空を超える長編RPG。
壮大な世界観とBGMが特徴で、シナリオのボリュームが圧巻。
シナリオのスケールはアナデン優勢。
ただしビジュアル演出の“魅せ方”はアンベイルが新鮮。

こうして比較すると、『アンベイル ザ ワールド』は“アートと物語を融合させた作品”という位置づけが際立ちます。
物語を読むテンポ感や雰囲気を重視する人にとっては、唯一無二の没入体験になるでしょう。

ミク
ミク

確かに、他のRPGとは“見せ方”が全然違うね!ゲームっていうより、映画を操作してる感じ!

アナリ
アナリ

そうですね。では次に、これまでの内容を踏まえて『アンベイル ザ ワールド』の総合評価を出してみましょう。

結論・総合評価|“読むRPG”の名にふさわしいアート体験

『アンベイル ザ ワールド』は、物語とアートを融合させた新感覚の“読むRPG”。
出水ぽすか氏の繊細なビジュアルが動き出す瞬間は、まさに“ページをめくる快感”そのものです。
一方で、テンポや操作感にやや課題もあるため、どっしり腰を据えて物語を楽しむタイプのプレイヤーにおすすめです。

評価項目 内容 評価
ストーリー 王道と謎が交錯する冒険譚。テンポはゆるやかだが感情描写が丁寧で引き込まれる。 9 / 10
グラフィック・演出 出水ぽすか氏の画風が最大限に活かされており、アニメ的な演出も秀逸。 10 / 10
操作性・UI 全体的に快適だが、ロード時間や倍速機能に改善の余地あり。 7.5 / 10
バトルシステム 戦略性はあるが、スピード感やカード説明の分かりやすさにやや難あり。 7 / 10
没入感・世界観 アート・音楽・物語が三位一体で没入度が非常に高い。まるで絵本の中を旅するよう。 9.5 / 10
総合評価 アート体験と物語演出が光る、心で読むRPG。 8.8 / 10

他のRPGと比べると派手な戦闘やスピード感は控えめですが、
「ビジュアルノベルの進化系」として見れば圧倒的な完成度を誇ります。
“読むRPG”というコンセプトに惹かれた人は、ぜひ体験してみてほしい一作です。

ミク
ミク

もう一話…もう一章…って読み進めちゃう中毒性あったね!寝不足になるやつ!

アナリ
アナリ

“読むゲーム”という新しい挑戦を感じましたね。それでは、最後にこの記事全体のまとめに入りましょう。

まとめ|物語を“読むRPG”という新しい体験

『アンベイル ザ ワールド』は、単なるスマホRPGではなく、物語を体験するアート作品のようなタイトルです。
出水ぽすか氏の美しい世界観と、集英社ゲームズ×NetEaseによる表現力の融合で、「読むRPG」という新たなジャンルを確立しました。

アニメのような演出、漫画的なコマ割り、戦略性のあるカードバトル――。
どれもが丁寧に作り込まれており、没入感と芸術性を両立しています。
テンポ面での改善点はあるものの、それ以上に“物語を読む喜び”を再発見させてくれる作品です。

「キャラクターをじっくり見たい」「世界観を味わいたい」「ビジュアルで心を動かされたい」
――そんな方には間違いなく刺さる一本。
プレイ後には、ページを閉じるような余韻がきっと残るはずです。

ミク
ミク

アンベイル、ほんとに「読むRPG」って表現がぴったりだったね!なんか本を閉じたあとみたいな余韻が残る~。

アナリ
アナリ

“読むこと”そのものがゲームになった——そんな新しい時代の幕開けを感じましたね。

アンベイル ザ ワールド

アンベイル ザ ワールド

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