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ねえアナリ、『ファイアーエムブレム シャドウズ』って昔のゲームのリメイクなんでしょ?本当に面白いの?

そうなんです。ファミコン時代の『外伝』を大胆にリメイクした作品ですよ。懐かしさと新しさが融合してるんです。

リメイクって聞くとちょっと心配だけど、遊ぶ価値あるなら気になるな~!

では一緒にレビューを通して、その価値を見極めてみましょう。ミクさんの寝不足は保証しませんが……。
ゲーム概要
『ファイアーエムブレム Echoes: シャドウズ・オブ・バレンシア』は、1992年にファミコンで発売された『ファイアーエムブレム外伝』を原作とするリメイク作品です。ニンテンドー3DS向けに2017年に発売され、原作の独自性を残しつつ、グラフィックや演出を大幅に強化しています。
舞台は大地神ドーマと豊穣神ミラが治める「バレンシア大陸」。プレイヤーは農村出身の少年アルムと、修道院で育った少女セリカの二人の主人公を中心に、戦乱に巻き込まれていく物語を追体験します。従来のFEシリーズとは異なり、ダンジョン探索や自由な育成要素を楽しめるのが特徴です。
また、フルボイスのシナリオ、アニメーションを用いたイベント演出、戦闘マップの刷新など、現代のRPGとして違和感なく楽しめる作りに進化しています。原作を知っているファンはもちろん、シリーズ初心者でも入りやすい作品です。
良い点・メリット
『ファイアーエムブレム シャドウズ』の魅力を整理すると、以下のようなポイントが挙げられます。
メリット | 詳細 |
---|---|
フルボイス対応 | 主要キャラクターの会話がフルボイス化され、物語への没入感が高い。 |
ストーリーの深み | アルムとセリカ、二人の主人公の視点から描かれる群像劇が魅力。 |
ダンジョン探索要素 | シリーズでは珍しい3Dダンジョン探索が可能で、新鮮な体験ができる。 |
戦略性の高さ | 地形や武器の相性を活かした奥深い戦術が楽しめる。 |
演出の進化 | アニメ調のイベントシーンやリッチなBGMで、物語がドラマチックに展開。 |
原作の独自性を尊重しつつ、現代的にアレンジされた点が評価されています。

うわぁ、やっぱりボイス付きってテンション上がるよね!キャラに感情移入できちゃう!

そうですね。ただし、もちろん良い点ばかりではありません。次は気になる「悪い点」も確認してみましょう。
悪い点・デメリット
一方で、『ファイアーエムブレム シャドウズ』には人によって気になる点も存在します。
デメリット | 詳細 |
---|---|
難易度バランス | 一部マップの難易度が高く、初心者には理不尽に感じられることがある。 |
テンポの遅さ | 戦闘アニメーションや移動がやや遅く、周回プレイでは冗長に感じる場合がある。 |
育成の自由度 | クラスチェンジ先が限定されており、シリーズの他作品と比べると自由度が低い。 |
原作に忠実すぎる部分 | リメイクとはいえ原作の要素を強く残しており、一部では古さを感じる演出もある。 |
ダンジョン探索の単調さ | 新要素のダンジョン探索も、構造が似通っていて作業感が出やすい。 |
ファンにとっては「外伝らしさ」として魅力でもありますが、新規ユーザーには不便に感じられる部分もあります。

あちゃー、やっぱりテンポの遅さは気になる人多そうだね。周回プレイ派の私にはちょっと痛いかも……。

ですね。ただ、それでもファンからは高く評価されていますよ。では次に、他のシリーズ作品や類似ゲームとの比較も見ていきましょう。
類似ゲームとの比較
『ファイアーエムブレム シャドウズ』は、同シリーズ内でも独自色の強い作品です。ここでは他の人気作品やSRPGタイトルと比較してみましょう。
作品 | 特徴 | シャドウズとの違い |
---|---|---|
ファイアーエムブレム 覚醒 | 結婚システムや子世代要素を取り入れた作品で、自由度が高い。 | 『シャドウズ』は育成の自由度が低い代わりに、物語重視でじっくり楽しめる。 |
ファイアーエムブレムif | 白夜・暗夜・透魔と3つのシナリオで遊べるボリューム。 | 『シャドウズ』はシナリオが1本筋で、2人の主人公視点を交互に進める形式。 |
タクティクスオウガ | 重厚な政治劇や分岐するシナリオが魅力。 | 『シャドウズ』は分岐は少ないが、神話的な世界観とキャラクター性で魅せる。 |
スーパーロボット大戦シリーズ | クロスオーバー作品として多数のロボットが登場。 | 『シャドウズ』は自シリーズ完結型の物語で、よりシリアスかつクラシカルな展開。 |
比較してみると、『シャドウズ』は派手さや分岐の多さよりも、ストーリーの重厚感とクラシカルな戦術性を重視した作品であることが分かります。

なるほど!「派手さよりも重厚感」っていう方向性なんだね。これはじっくり腰を据えて遊びたい人向きかも!

はい。では次に、このゲームを総合的に評価してみましょう。採点表形式でまとめますね。
結論・総合評価
『ファイアーエムブレム シャドウズ』は、原作『外伝』の独自性を現代に蘇らせた意欲作です。育成やシステムの自由度はやや制限されているものの、重厚なストーリーと演出、そして戦略性の高さはシリーズの中でも異彩を放っています。昔からのファンはもちろん、新規プレイヤーにとっても「クラシックFE」を体験する絶好の機会といえるでしょう。
評価項目 | 点数(10点満点) | コメント |
---|---|---|
ストーリー | 9 | 二人の主人公が織りなす群像劇は深みがあり、感情移入できる。 |
ゲームシステム | 8 | クラシックな戦術性とダンジョン探索の融合。ただしテンポの遅さが難点。 |
グラフィック・演出 | 9 | アニメ調イベントやBGMが作品世界を盛り上げる。 |
操作性 | 7 | 戦闘アニメーションが冗長に感じる場面も。 |
総合評価 | 8.5 | リメイクとして非常に完成度が高く、戦略RPG好きにおすすめ。 |

わぁ~!8.5点ならかなり高評価だね!これは遊んでみたくなる!

はい。では最後に、この記事全体のまとめを簡潔にお届けしますね。
まとめ
『ファイアーエムブレム シャドウズ』は、ファミコン時代の『外伝』を大胆にリメイクし、現代的な演出やシステムで再構築した意欲作です。フルボイスやアニメーションによる没入感、クラシカルな戦術性、そして重厚なストーリーが光ります。
一方で、テンポの遅さや育成の自由度の低さといった課題も残っています。しかし、それらを踏まえても「シリーズの歴史と独自性を体験できる作品」として高く評価できます。
シリーズ経験者はもちろん、初めてファイアーエムブレムを遊ぶ人にとってもおすすめできる一本です。

うんうん、リメイクって聞くと不安だったけど、ここまで丁寧なら安心して遊べそうだね!

では締めましょう。『シャドウズ』は「物語重視×クラシック戦術」の良作。気になったら、あなたの手でバレンシアを救ってください。